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名ばかり管理職 A

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名ばかり管理職

[名ばかり管理職]
NHK「名ばかり管理職」取材班 生活人新書 評価:A
日本社会 労働問題 長時間労働 偽装管理職

NHKスペシャル「名ばかり管理職」をまとめたもの。名ばかり管理職問題は、社員を「管理職」にすることで長時間の無償労働を義務付けるという問題である。

過労死」という言葉があるように、日本では長時間労働という問題がある。サービス残業偽装請負などの言葉からもわかるとおり、日本では労働者の権利がないがしろにされているきらいがある。「名ばかり管理職」もそういった問題のひとつである。

労働基準法では、管理監督者は労働時間などの規制から除外するという規定がある。名ばかり管理職は、社員を「管理職」にすることで残業代などを支払う義務からのがれようとするものである。

日本の会社は人件費、つまり社員をコストとみなしている。このため、いかに賃金を払わないようにするかをかんがえているということである。本来なら払うべきである残業代などを払わないための裏技が「名ばかり管理職」だといえるだろう。

9月のリーマンショック以降、企業はいかにコストを圧縮するかを求められている。名ばかり管理職問題は、より深刻化していると見ていいだろう。

名ばかり管理職をはじめとした労働問題を解決することが日本の未来を決めるといっていい。