長月館

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乱読文庫館 / 旧舘 / 長月館

1997年9月の書評


e-BookOffでラクラク買取
ハイスクール・デイズ B
Melody 恋のメッセンジャーガール C+
メガブレイド B
彼女が髪を切った理由 A
バーチャコール A
続・バーチャコール C
西の善き魔女1 旅立ちの巻 A
教育実習 女子高生マニアックス B
~きずあと~ D
~しずく~ C-
ハイスクール・デイズ
深町薫 メガヒット・ノベルズ 評価:B
美少女ゲーム ノベライズ Hあり

メイビーソフトで発売された同名の美少女ゲームのノベライズ版である。
ストーリーは、北の街に転向したきた主人公が、そこで恋人を見つける話。もちろん、元は美少女ゲームらしくHなシーンがてんこ盛りである。大体、覗き見同好会なんて、御都合主義以外の何者でもない。

評価はB。
ゲームノベライズは話が散漫になる傾向があるが、これはメインのキャラクタを絞ることで話に一本筋を通しているし、他のキャラクタもHな見せ場をしっかり用意している。 素直に楽しめる作品である。

Melody 恋のメッセンジャーガール
[Melody 恋のメッセンジャーガール]
百瀬夏生 CaRROT NOVELS 評価:C+
美少女ゲーム ゲームノベル ノベライズ Hあり

同名の美少女ゲームの小説版。
なのだが、全然Hじゃない。Hシーンはあることはあるし、ちゃんとHな描写はあるのだが、なんというか爽やかなのだ。

ストーリーは、夏休みの小旅行を通して主人公の男の子が恋人を見つけるというもので、いわばラブコメものの王道といっていい。
無論、最後は二人の気持ちが通じて恋人同士になるのもお約束である。

不満点もある。
各女の子達に均等にスポットを当てているため、ラブコメで一番肝心な部分。主人公とヒロインがいかに心を通わせているかがあまり無い。
実際、最後まで読まないと誰がヒロインかはっきりしないし、最終パートを替えれば別のキャラがヒロインになっても、おかしくないくらいである。

ラブコメが好きなら読んでも損はしない本。
よって、評価はC+とする。

メガブレイド
出海まこと 青心社 評価:B
美少女 ライトファンタジー セクシー Hあり 魔剣

現代日本を舞台に、魔剣とその遣い手たちがバトルを繰り広げる、ライトファンタジー。
個人的な感想だが、作者はかなり筆力があると思われる。 文体はいわゆるライト系文庫のものだが、スピード感のあるアクションシーンや各シーンのリズムの取り方などが非常にうまく、すいすいと読んで行ける。
言うなれば、ジェットコースターに乗った感じと言う所であろうか。 また、しっかりとした世界観を構築している点や、シリーズ全体の流れを考えたストーリー運びなど、読んでいて楽しめる話を書いている。 早く、続きが読みたくなる作品。

書評:彼女が髪を切った理由(ワケ)
彼女が髪を切った理由(ワケ)
雑波業 辰巳出版 評価:A
ラブコメ Hノベル Hあり 美少女

ラブコメH小説家、雑波業氏の作品。
この作品もその例に漏れず、勝ち気で意地っ張りなヒロインと優柔不断でちょっと線の細い主人公とのラブコメがストーリーのメインである。

ただし、ラブコメとしての話が進むのは、第1章と最後の第6章だけ。後の部分は、ヒロインの姉妹とのHシーンだけで、ストーリーにはほとんどと言っていいほど、関わらない。 ちょっと、残念な部分。
Hシーンの描写は満足できる出来なので、それを期待してる向きには満足させられるはず。
とにかく、お薦めの作品。

書評:バーチャコール
バーチャコール
矢月秀作 ワコー出版 評価:A
美少女ゲーム ノベライズ ゲームノベル Hあり F&C

Fairytailの人気美少女ゲーム“バーチャコール”をノベライズ化したもの。

とはいってもストーリーはまったくのオリジナルだし、キャラクター以外の共通点は 特に無いのでゲームをやっていた人でも楽しめる。
ストーリーは、主人公の成長という正統派だし、女の子もゲームと同じ性格ながら ゲーム以上に可愛く描けているし、読んで損はしない作品である。 お薦め

書評:続・バーチャコール
続・バーチャコール
矢月秀作 ワコー出版 評価:C
美少女ゲーム ノベライズ ゲームノベル Hあり F&C

一言で言えば、続編の失敗であろう。
確かに前作はオープンエンドであって、続きがかける事は確かではあるが、ストーリーそのものは前作で終わっているのである。
そのためか、本策では無理にストーリーを展開させている印象がぬぐえない。各シーンや心情の描写は良いところがあるのに残念である。

書評:西の善き魔女1 セラフィールドの少女
西の善き魔女1 セラフィールドの少女
萩原規子 中公文庫 評価:A
本格ファンタジー エピック・ファンタジー 美少女

まさに正統派のエピック・ファンタジーである。
ファンタジーがファンタジーである根幹は、その物語性にあると僕は思うのであるが、この小説は、少女の成長という明確な主題とともに、現実的な世界を構築している。
(この場合の現実的とは、科学的な根拠ということではなく、物語を語る上で矛盾の無い世界であるという意味)
まだ、第1作であるためメインのストーリーが展開しているわけでないし、キャラクターを紹介する部分がメインになっているのは否めないが、それだけに次からの展開を期待させてくれる。
読んで損はしない作品である。

書評:教育実習 女子高生マニアックス
教育実習 女子高生マニアックス
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紅あすか メガヒット・ノベルズ 評価:B
美少女ゲーム ノベライズ Hあり

同名のPC版美少女ゲームのノベライズ版。
こういった小説は、はっきり言ってHシーンの出来で優劣が決まるといって過言ではない。
そういった意味では、この小説は優の部類に入る。出てくる女の子全員とHが出来る上に、女の子同士のからみなどもあってサービス満点である。
ストーリーは一応ミステリー仕立てではあるが、ストーリー自体には見るものはない。 これは、Hな描写を楽しむものなのだ。 そう割り切って読むのなら、楽しめる作品。

書評:痕 ~きずあと~
~きずあと~
前薗はるか PARADIGM NOVELS 評価:D
美少女ゲーム 伝奇SF 伝奇ファンタジー ゲームノベル Hあり

同名の美少女ゲームのノベライズ板。
この小説の不幸は、元のゲームがかなりノベルを意識したものであり、またゲームの出来が1・2を争う傑作であったことであろう。 (個人的には、今までやったゲームの中でBestだと思っている。)

元々マルチシナリオであるゲームであり、それぞれで完結していた複数のストーリーを一つにまとめること自体、無理があるのた。 その結果、この小説はゲーム上のストーリーの無残なパッチワークとなり、ゲーム上では表現できていた情感の素晴らしさ、世界観の豊かさなどは微塵も表現できていない。
同じ楽しむのなら、ゲームの方を買うべきである。

書評:雫 ~しずく~
~しずく~
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金月龍之介 MOVICゲームコレクション 評価:C-
美少女ゲーム ノベライズ Hあり Leaf

Leafが作成した、同名の美少 女ゲームのノベライズ版。
評価はCとしたが、筆者個人としては本作品を結構評価している。
ストーリーに強引さや無理があるものの、ゲーム本編では描けなかった太田香奈子さんの心情を描写したからだ。

ストーリー自体には、見るべきものは少ない。
ところどころ良い描写は有るものの、描写自体はゲームとまったく同じだし、盛り上がりやシーン運びはゲームの方が上であるように思う。
結局、ゲームの出来がそれだけ良いということなのだ。これも痕と同じく、ゲームの方を買うべきである。



$Revision: 271 $
$Date: 2007-12-23 16:50:50 +0900 (日, 23 12月 2007) $